スコッチグレインのデルマーレビュー!!!

こんにちは、あさばらです。

インスタの広告で一目ぼれしてしまった、スコッチグレインのデルマーNo.99を購入しましたので、レビューしてみます!!!

初めに書いておきます。

この靴、めっちゃ良い靴です。

買うべき。

目次

デルマーについて

仕様

デルマーシリーズは、ヒロカワ製靴が販売するブランド 「スコッチグレイン」より、ホーウィン社のクロムエクセルレザー×ビブラムソールの仕様で展開されています。

Horween Chromexcel

クロムエクセルレザーは、革好きならご存じの方も多いと思いますが、アメリカの老舗タンナー「Horween社」が製造している、油分を豊富に含んだオイルドレザーです。

革小物、鞄、革靴に使われており、アメリカの有名な革靴メーカー、ALDENもよく使っている革です。

クロムエクセルレザーといえば、高い耐久性と、エイジングが進んでいくうちに現れる茶芯が有名だったりしますね。

僕も、ALDENのクロムエクセルレザーのペアを所有しております↓

そういえば茶芯って、日本人の革好きが発見して、その後世界に普及した価値観らしいですよ。

茶芯のこと、英語で”Tea core”っていうんですって。

Vibram sole

ビブラムソールは、革靴のみならず登山靴、スニーカー等、世界中の靴に多く採用されている、恐らく世界で最も有名なソールメーカーです。

展開している種類が非常に豊富で、タウンユースから本格登山にまで対応できるソールを製造しています。

今回、デルマーではそんなビブラム社のクリッパーソールなるものを採用しています。

外観はイギリス革靴などでも良く使われるダイナイトソールにも似ています。

取扱店舗

デルマーシリーズは、全てのスコッチグレイン店舗で取り扱っているわけではなく、現時点では直営店舗(銀座本店・大阪店・ソラマチ店・表参道店)でのみ取り扱っています。

公式に問い合わせたところ、今後も直営店舗にて、継続的に販売していくラインナップのようです。

ネットでも購入できるようですが、デルマーは出始めたばかりのモデルにつき、フィッティングに関する情報がとても少ないです。

可能であれば、実店舗にて足入れした後に購入することをおススメします。

履いてみた

Instagramの広告でそのビジュアルに一目ぼれしてからというもの、「なんとかしてスコッチグレインの直営店舗に行くことはできないだろうか」とソワソワしながら機会をうかがっていました。

その機は突然訪れ、先だって野暮用で本社(東京)に行く機会が発生しまして!

用事が済んだらすぐにスコッチグレインに行くぞ!と思っていたら、面倒くさい飲み会に捕まりまして。

でも……自分に噓をつきたくない。この機会を無下にしたくない。

そう思った僕は、既にビールを4杯飲み、2軒目でもビール2杯と鉄板餃子をたいらげつつ、連れていってくれた先輩に対し、正々堂々と「すいません、表参道に革靴を買いに行きたいんで、この辺で失礼します」と伝えました。

後ろ髪を引かれる思いで向かったのは、スコッチグレイン表参道店。

驚くべき軽さ

足入れする前に、靴自体を持たせてもらいました。

受け取った瞬間に驚いたのは、その軽さ。

革靴好きであればあるほど、驚くこと間違いありません。

しかも今回のモデルはオイルドレザーであるクロムエクセルで作られていて、しかもUチップのモカ縫いがされており、外観だけで言えば重厚なブーツの短靴バージョンと言われても差し支えないようなものです。

それ故に、見た目と重さのギャップに驚いてしまいました。

あまりの軽さに感動したので、これもスコッチグレイン公式に問い合わせてみたところ、この靴の軽さの正体はソールの素材にあるようです。

デルマーはミッドソールを挟まず、クリッパーソールのみで踵を含むソール全面を構築しています。

ソール全面が一つのパーツ

クリッパーソール自体の素材が非常に軽いことで、靴全体の重さが軽くなっているようです。

なるほどねぇ~。

蠟引きの丸紐

デルマーNo.99のシューレースは、最初から蝋引きの丸紐が装着されています。

この仕様は、さながらJ.M.WestonのGOLFを彷彿とさせる外観です。

(GOLFは蝋引きではないし、なんなら解け易いサラサラ紐なんですけどね)

シューレースを閉めたとき、蠟引きの紐は解けにくく、また独特の重厚感もあり、好印象でした。

めっちゃ歩きやすい

足入れをして、店員さんにシューレースを結んでもらい、履き皺をつけぬよう静かに鏡の前まで歩いてみました。

歩いていて感じたのは、軽くてとにかく歩きやすい。

しかも、クロムエクセルレザー特有の柔らかさによって、足首回りも嫌な硬さや締め付けを感じない。

もうこの時点で、僕の購入への決意は固まっているようなものです。

そして背中をひと押しする店員さんの一言。

「今日の服装にも非常によく似合ってますよ^^」

その一言の2秒後に、僕は購入の意思を店員さんに伝えていました。

写真は履きおろし初日の様子。履きやす~い。

デルマーNo.99の良い点

汎用性の高いデザイン

デルマーNo.99は、切りっぱなしの革をモカ縫いすることで再現したUチップと、クロムエクセルレザーによる重厚感ある見た目から、パっと見はブーツさながらの存在感があります。

しかしながら、木型のもたらすものなのか、フォルム全体はそこまで無骨な様相はなく、意外と端正な顔立ちをしていいます。

(ちなみに、デルマーの木型はMI20というそうです)

カチッとしたドレス寄りの装いには少々合わないかもしれませんが、ビジネスカジュアルな装いには間違いなく相性が良く、デニムや軍パンのようなアメカジ、アメトラファッションにも適合するラギッドさをもっていると思います。

天候を選ばない仕様

ダイナイトソールと言われても気づかないかも

クロムエクセルレザー+ビブラムソールという仕様は、履くときの天候を選びません。

実際に仕事でも履いてみましたが、濡れた路面でも問題ないグリップ力を発揮してくれていました。

しかも、ソールはグッドイヤーウェルト製法ですので、ちょっとやそっとの雨でステッチから水が染み込んでくることはないでしょう。

雑なケアでも大丈夫

クロムエクセルレザーは、先述した通り油分を多く含む革です。

本格革靴によくあるカーフ(キメ細かな牛革)は、雨や雪の日に履くと銀浮きしてしまったり、塩浮き(ソルトスピュー)が起きて白い結晶のようなものが浮き出てきます。故に、日々のケアによってそれらのトラブルを予防もしくは発生後にケアをする必要があります。

しかし、オイルドレザーは油分を多く含むがゆえに、雨や雪などの外的要因に非常に強いです。よっぽどズブ濡れになる日を繰り返したりしない限り、日々のブラッシングのみで十分ですし、むしろケアのし過ぎは油分過多を引き起こすリスクすらあります。

やりすぎ注意、適度に適当な付き合い方のほうが、良いエイジングが期待できる素材だと思います。

茶芯への期待

ここが最大のポイントです。

デルマーNo.99のモカ縫い部分を見てみると、切りっぱなしの革同士が縫い合わされ、断面には明るい茶色が見えています。

また、トゥ以外のパーツ断面にも茶色が確認できます。すなわち、元々茶色の革を黒く表層を染めている革だということです。

これすなわち、使い込んで表面の顔料が薄くなることで、うっすら茶色が見える、茶芯が期待できるということです。

(茶芯ってどんな見た目になるの?って人は茶芯でググってみてください。ラギッドな雰囲気好きには生唾を飲み込むような見た目を拝むことができますよ……)

わざわざ茶芯を露出させるような攻めた履き方をするつもりはありませんが、長い目で見て、これからのエイジングがとても楽しみになる仕様であることは間違いありません。

デルマーの気になる点

トップリフトのみの交換不可

通常、革靴の踵は革素材による積み上げによって踵の高さが作られ、歩いているとすり減る箇所は交換できるような構造になっています。

Church’sのトップリフト。交換しやすい構造。
ALDENのトップリフト。基本はラバー部分のみ丸ごと交換。

一方、デルマーシリーズは、ビブラム社のクリッパーソールが装着されています。

このソールは、積み上げ部分まで一体となっている構造の為、トップリフトのみの交換ができません。

こういったソールのものでも、踵のすり減りのみを修理できるのかは修理屋さんに確認してみないとわかりませんが、すり減った場合は踵補修用のゴムのようなものを接着するような対応になるのかと思います。

ソールの耐久性

ホームページ等を見てみると、クリッパーソールは見た目の重厚感に反して軽量でクッション性が高いとのことです。

確かに、歩いてみるとビックリ。

最初から返りが良く、クッション性もあり、非常に歩きやすい印象です。

また、ソール表面の凹凸が、ダイナイトソールの凹凸よりも突起が突き出ており、グリップ力も高いように感じます。

このソールが革靴に使われた例を他に知りませんが、耐久性は未知数です。

この辺は、自身のデルマーを履きこんでいきながら、後日レビューしたいと思います。

まとめ

サイズ感

デルマーシリーズには、MI20という木型が使われているそうです。

これは、デルマーシリーズのみならず、FORTUNA、NL4103・4104にも使われているそうですので、これらのモデルをお持ちの方は参考になると思います。

ちなみに私はR1318、HA9046の2足を保有しており、どちらもサイズ26.5㎝です。

デルマーNo.99も、26.5㎝でピッタリでした。

僕の足は足長の実寸が28㎝で、甲が低く、幅が細い形状です。

甲が高い人や幅の広い人は、ハーフサイズアップ位になるのかなと思います。

また、デルマーシリーズはチャッカブーツのデザインも展開がありますが、木型は同じでもデザインが変わればフィッティングも変わると思うので、やはり実店舗にて足入れするのが最も確実です。

この靴はどんな人におすすめか

とにかく仕事でガシガシ履きたい人、僕のように、いかなる天候においても現場を走り回るような営業マンには是非おススメしたいモデルです。

また、靴自体の重量の軽さと、クロムエクセルレザーによる柔らかさがあるので、本格革靴初心者の方や、革靴を馴染ませていくことに慣れていない人にはおススメできるモデルだと思います。

そして、オイルドレザー+ビブラムソールという大変タフな仕様なので、お手入れが面倒くさい方にもおススメです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

最後に、これを読んだ妻へ。

この革靴、前から持ってます。

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