・パラブーツ ウィリアムの特徴
・パラブーツ ウィリアムのサイズ感
・パラブーツ ウィリアムの履き始め
こんにちは、あさばらです。
少し前になりますが、僕は自分への引っ越し祝いとしてパラブーツを2足購入しました。
この2足のうち、ウィリアムについて書いてみたいと思います。
なお、僕がパラブーツを選択するに至った理由は、下記の記事をご覧ください。
ウィリアムを選択した理由
シャンボードを買うつもりだった
パラブーツを買おうと決めた僕は、東京の青山にあるパラブーツ青山店さんへお邪魔しました。
仕事終わりの浮腫んだ足と、薄手、厚手のソックスを一組ずつ。
新しい靴を調達するための準備は完璧です。
絶対的に決めていたわけではありませんでしたが、購入したいモデルはシャンボードを第一候補としていました。
理由は、カッコいいし可愛いから。
Instagramで革靴関連をチェックしている人ならわかると思いますが、毎日必ず誰かはシャンボードを履いています。
もうシャンボードというのは、革靴好きにとっての免許証みたいなものなのかと思わせるほどです。
東京都の青山に到着しました。
ここ青山にあるジャーミンストリートには、パラブーツのみならず、JM.WestonやTricker’s、Redwing、ラコタハウス(Aldenの販売店)等、革靴の聖地と言っても過言ではないほど革靴ブランドのお店が立ち並んでいます。
パラブーツ青山店に入店すると、すぐに感じる皮革製品の匂いが気分を高めます。
お店に着いた僕は、田舎者だとばれないように流暢な標準語で店員さんに声掛けし、念願のシャンボードに足入れしました。
ちなみに、普段の私のサイズ感はこんな感じ
【あさばらの靴サイズ】
アディダス スタンスミス → 28cm
スコッチグレイン オデッサ → 26.5cm
ユニオンインペリアル U2008 → 27㎝
トリッカーズ バートン → UK8.5
日本サイズだと27㎝に相当する、UK8.5をチョイス。
(・・・ッス)←足入れする音
・・・うーん
甲回りはちょうどいい感じだけど、ちょっとつま先が当たるかな?
店員さん、今度はUK9をお願いします
(・・・ッス)←足入れする音
・・・・・・。
・・・・・・・・・ん?
ゆるゆるだぞ?
靴紐を縛ってみたら・・・
外羽根が全部閉じちゃったよぉ!?
店員さんに説明されて納得したのですが、
シャンボードに使われている283ラスト(木型)の特徴は
・甲が高い
・ラウンドトゥで指回り広め
とのことです。
対して、僕の足は
・甲が低い
・足長に対して足が細め
であるため、シャンボードはドンピシャでいけるサイズがありませんでした。
インソールやタンパットでの調整も考えましたが、
調整ありきで履きたいほどシャンボードが欲しい!というわけでもなかったため、
シャンボードの購入は断念しました。
ウィリアムの木型は細身で甲低め
店員さん
お客様、もしよろしければこちらも足入れしてみませんか
そう言って提案してきたのは、そう、ウィリアムくんです。
店員さん曰く、ウィリアム、アヴィニョンに使用されている194ラストは、
シャンボードの283ラストと違い、ドレスライン寄りに設計されているため、
・つま先にかけて細身
・甲が低い
といった特徴があります。
ウィリアムのUK8.5をチョイス。
いざ、足入れ!!
(・・・シュポッ!!!)←足入れする音
あぁ・・・きたっ!!
この音や!!!!!!
足入れした瞬間に分かりました。
僕の足と194ラストは、マッチング大成功です。
店員さん
お客様、いかがでしょうか
あぁ…あぁぁ!!これにしますぅ!!!!
こうして、僕とウィリアムはマリアージュを果たしました。
パラブーツウィリアムのサイズ感
今回の経験から、簡単にパラブーツウィリアムのサイズ感をまとめると、
【あさばらの靴サイズ】
アディダス スタンスミス → 28cm
スコッチグレイン オデッサ → 26.5cm
ユニオンインペリアル U2008 → 27㎝
トリッカーズ バートン → UK8.5
【パラブーツウィリアムのサイズ感】
・アディダス スタンスミスの28㎝の足→概ねUK8.5に近い
・ウィリアムの194ラストは細め→甲高幅広の人はもうハーフサイズUPしたほうがいいかも
といった感じでしょうか。
ウィリアムはモンクストラップですから、甲の高さに関しては多少の調整が可能です。
しかし、最もお勧めなのは、実物で足入れしてみることです。
ネットで購入できる並行輸入品の安さも魅力ですが、それは各ブランドのラストやサイズ感が自分の足に対して合っているかを把握してからのほうが良いと思います。
ブラック(NOIR)を選択した理由
パラブーツの代表的なモデルには、ブラック、カフェ、マロン、及びこれらの色のグレインレザー(シボ革)が用意されていることが多いです。
ウィリアムも例にもれずバリエーションがありましたが、僕は黒(NOIR)にしました。
理由は、パラブーツ伝家の宝刀であるリスワクシーレザーは、NOIRにしか使われていないからです。
マロン、カフェ、グレインレザーの場合、リスレザーであってリスワクシーレザーではありません。
初めて購入するパラブーツであることと、仕事で使うとなるとなかなかハードな環境で使うこととなるので、リスワクシーレザーが最も適していると考えました。
また、グレインレザーも素敵なのですが、スムースレザーに比べて、ちょっとカジュアルな印象が加わります。
仕事で使うとなると(以下略
グレインレザーのデザインとしてはとても素敵なので、いつかもう一足パラブーツを購入するとなったら、次はグレインレザーを選択したいと思っています。
実際に履き始めてみて
ブランドに裏打ちされたタフネス
仕事、プライベート問わずガシガシ履いていますが、砂まみれになろうが、雨水、泥水がかかろうが、ブラッシングで大体元通りになります。
パラブーツはいわゆる高級革靴の部類には入ると思いますが、その部類の中でもここまで遠慮なくガシガシ使えるのはパラブーツくらいではないでしょうか。
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この屈強な性能に関しては、こちらの記事をぜひご参照ください。
履き馴染んでいく楽しみ
店舗で足入れしてみて、ジャストフィットを確信したつもりでしたが、やはり実際に履き下ろしてみると、やや指先が当たる感覚がありました。
しかし、数回履いては内面にデリケートクリームを塗りこんでいくうちに、当たっていた箇所も気にならなくなってきました。
デリケートクリームも色々種類がありますが、僕はモウブレイのデリケートクリームを使っています。
履き口やアッパー全体が柔らくなることで、全体的な履き心地も向上し、購入から半年経過した今では、一日通してノーストレスで履くことができます。
ちなみに、パラブーツのパラテックスソールには、ソールとライニングの間に中物(コルク)がないため、履きこんでいくことによる沈み込みがほとんどありません。
素材の経年と共に多少はあると思いますが、一般的なグッドイヤーウェルト製法の革靴のような沈み込みは期待しないほうが良いでしょう。
シーンを選ばない使いやすさ
ウィリアムのデザイン自体は、ドレスラインによる用いられるものですが、履いてみるとカジュアルな服装にも合わせやすいです。
ニット、シャツ+チノパン+ウィリアム
パーカー+ジーンズ+ウィリアム
合わせてみると割となんでもイケてしまうのが不思議です。
ローファーみたいに使うことも可
これは使ってみて気づいたのですが、2つあるモンクストラップのうち、足首側の1つを外したままでも歩行は可能です。
長時間、長距離を歩行するのであれば、二つのストラップを締めたほうが良いですが、休日の少しお出かけしたりする際は、僕はストラップを1つ外して履いても問題ありません。
バックルを1つだけ外すことで、簡単に脱ぎ履きできるローファーのように使えるため、とても便利です。
まとめ
決して安い買い物ではなかったですが、パラブーツウィリアム、パラブーツ青山店様に訪問し、購入して本当に良かったと思っております。
お手入れをしながら、この先も長い期間楽しんで履いていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。