こんにちは、あさばらです。
今日は塗料のことではなく、私の趣味の一つである、革靴について書いてみます。
私は仕事柄、革靴を毎日履くのですが、だんだんと趣味としての革靴の世界にのめり込んでしまいまして……
いやー、革靴って奥深いんですよ……ほんと。
革靴の魅力については別の記事でたっぷり書くとしましょう。
この記事では、最近購入したREGALの革靴の満足度が高かった話について感想を書いてみます。
4年履いた革靴がついに……
さかのぼること4年前、とあるアウトレットにて1つの靴ブランドに出会いました。
それがキャサリンハムネットです。
このブランド、高島屋のような百貨店でも販売しているのですが、
行った先のアウトレットショップに、たまたま専門店があったのです。
デザインはなかなか尖がったものが多い印象なのですが、履いてみたらなかなか履き心地もよくて、
内羽根ストレートチップの同じモデルを2足購入しました。一足20000円くらい。
履き始めてから2年間くらいは、毎月のようにクリームを塗りこみ、ワックスも塗り込み、
今思えば手入れのし過ぎで、革表面はクリーム飽和状態だったんじゃないかってくらい手入れしてました。
しかし、色々な生活環境の変化もあり、手入れがおろそかに……
ブラッシングすらまともにしてあげられない日々が続きました。
そして、ついに発生してしまったんです。革靴にとっての実質的な終わり。
アッパーに亀裂が(泣)
しかも
2足とも(大泣)
新たな相棒を探しにショッピングモールへ
アッパーに亀裂が入ったことで、けっこうなショックを受けました。
どうにかする方法も考えましたが、色々調べてみても、アッパーに亀裂が入った革靴は、パッチを当てる方法でしか修理ができず、しかもそのパッチもあまりおススメはされていません。
ハッキリ言って見栄えが悪いんですよね。
身だしなみを構成する革靴の見栄えが悪いって、どうなのよと。
そんなわけで、潔く新たな相棒を手に入れることにしました。
訪問したのは、日本が誇る老舗ブランド、REGALです。
REGALを選んだ理由は以下の4点です。
- 家から近い
- ラインナップやサイズ展開が豊富(上司から聞いた)
- 修理が幅広くできて、そこまで高価にならない(上司から聞いた)
- 全国どこにいっても店舗がある(上司から聞いた)
と、ほぼ上司の受け売りでREGALにいってみることにしました。
ちなみに、上司が挙げた良い点がもう一つあって、それは
お店にって商品を眺めていても店員さんがしつこく話しかけてこない
という点でした。
まぁ、それは私にとってはどうでも良いどちらでもいいことでした。
GORE-TEX=最強という幻想
REGALで仕事用の靴は買ったことないけれど、REGALに行ったことがないわけではありません。
私服用のブーツなら買ったことがありますし、ショッピングモールに行ったときは、暇つぶしにREGAL店内を物色することも少なくない私です。
そして、私には前から気になっていた、お目当ての品があったんです。それは
そこまで詳しくない私でも知っている、耐水性と透湿性に優れた素材、GORE-TEX。
自身のマウンテンパーカーやブーツもGORE-TEXのものを選びまくっている、
GORE-TEX信者です。
何故私がGORE-TEX信者かと言われれば、GORE-TEX製品で失敗した経験がないからですかね。
雨の日も風の日も外回りをしなければならない私にとって、雨に強い素材というのは魅力的。
お店に着くや否や、GORE-TEX素材の内羽根ストレートチップ、01TRCEというモデルを試着させて頂きました。
……
あ、駄目だ指痛い
なんたる誤算。
最大の27㎝でも小指が痛い。というか、歩いた時に指の付け根が不自然に痛い!!
これでもワイズはEEEときたもんだ。よっぽど木型が私の足に合っていないらしい。
足の痛みを我慢しつつ、店員さんに聞いてみた。
私「グッドイヤーウェルトだからソール交換も問題なくできるんですよね」
店員さん「できます^^ オールソールするとGORE-TEXの防水性は失われますけどね^^」
え、なんて?
オールソールするとGORE-TEXの防水性が失われる!?
えー……
その時私は思いました。
そして、GORE-TEXファブリックを用いた革靴は、革靴が持つ雨への弱さをカバーする、画期的な革靴である。しかし、グッドイヤーウェルト製法で作られた革靴は、ヒールやオールソール交換をすることで、長く履けることがメリットの一つ。
GORE-TEXファブリックが使われた革靴を履いて、長く使う過程でいつの日かGORE-TEX性能が失われるときがくると分かっているならば、むしろ最初からGORE-TEX性能を捨てて、その分ほかのところにコストをかけた革靴のほうが良いのでは……?
”長く愛用する道具はシンプルなものが良い”
あさばら
サイズもジャストフィットとは言い難いし、GORE-TEXモデルは諦めました。
店員さんのオススメ
店員さんに、私の要望を伝えたうえで、おススメを紹介してもらうことにしました。
私の要望としては、
- 足にフィットする
- レザーソールではなくゴムソール
- グッドイヤーウェルト製法
という、シンプルな要望です。
ゴム底を要望した理由は、私は塗料屋さんであるが故、お客様の工場内をウロチョロする身としては、レザーソールよりゴムソールが適しておるのです。
そこで、店員さんが紹介してくれたのがこちら。
W21A-BHです。
ゴムソールで、グッドイヤーウェルト製法です。
そして、試し履きをしてみると、あらビックリ。
包み込まれる安心感。
店員さんの判断で、ややキツめのサイズを履いてみましたが、
これから馴染んだら良い履き心地なるだろうな~っていう感じが、じんわりと足元から立ち込めてきます!
ちなみに履いたサイズですが、
普段の私のスニーカーサイズは28㎝です。今回の革靴は27㎝を履かせて頂きました。
しかもこの靴、AIR ROTATION SYSTEMというソールを用いていて、
踵部分の空気溜まりが歩いた際にプッシュされ、靴底内を通って靴内の空気を外に逃がしてくれる構造になっています。
つまり、蒸れにくいってことです。
踵といっても、踵の中央部分なので、すり減るようなところではないです。
そして、ライニング(内側)も革製で耐久性良し。
※GORE-TEXファブリックを用いたものは、ライニングは当然GORE-TEX(布みたいな生地)になります。
いやーここもポイント高い!
履いてみて、良さを実感して、5分悩んだ結果、黒とブラウン両方購入しました!
履きおろし そして現在
履きおろしに際しては、日本を代表する革靴ジャーナリスト、くすみさんのYoutube動画を参考にしました。
履きおろす前と、最初の2,3回は、ライニングにしっかりM.MOWBREYのリッチデリケートクリームを塗りこみました。
確かに、アッパーの硬さから発生する足の痛みは軽減された気がします。
そして現在、私のW21a-bhのブラック、ブラウンは、共に私の足をしっかり包み込み、塗料運びの手助けをしてくれています!
良い買い物をしたと思います。
ちなみにこのREGAL AIR ROTATION SYSTEM W21a-bhは、店舗でしか販売されていないようです。
なので、欲しいと思った方は是非お近くのREGALショップへ!
自分の好きなものや、おススメのものについて記事を書くのは楽しいですね!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!