・サンクリスピンデーの詳細
・サンクリスピンデーの愉しみ方
・サンクリスピンデーの魅力
こんにちは、あさばらです。
皆さんは、革製品って何かお持ちですか?
財布、ベルト、靴、キーケース、手帳…普段はあまり意識しないかもしれませんが、我々の身の回りは、意外と革素材で作られたものが活躍しています。
この記事では、そんな革製品を大切な人に贈る日、『サンクリスピンデー』について書いてみます。
サンクリスピンデーとは
大切な人に革製品を贈る日
サンクリスピンデーは、『大切な人に革製品を贈る日』として、これから社会への浸透が期待される記念日です。
『貴方と末永く良好な関係を』
そんなメッセージを込めて、大切な人に革製品を贈ったり、革製品のお手入れをする日です。
大切な人への贈り物を革製品にする意義
サンクリスピンデーでは、何故“大切な人”に、“革製品”を贈るのでしょうか。
革製品と人間関係には、趣のある共通点があります。
それは、
- 革製品…
- 手入れを重ねていくことで色味が深まっていく
- 人間関係…
- 対話を重ねていくことで関係が深まっていく
という、共に過ごした時間がながければ長いほど、独自の風合いや色味を醸し出すという点です。
恋人、家族、友人、恩人。
私達にとって“大切な人”というのは色んな関係性があると思いますが、その繋がりは、一朝一夕で出来上がるものではないと思います。少しずつお互いのことを理解し合い、深めていくものです。
それは革製品が使えば使うほど、そして大切にすればするほどに色合いが深みを増し、馴染みがでて、かけがえのない一品になることと似ています。
そんな共通点に着目すると、大切な人への贈り物に、革製品がピッタリだとは思いませんか?
この点は、サンクリスピンデーに対して私が最も素敵だと感じた部分です。
何故10月25日なのか
サンクリスピンデーは、革職人の記念日です。
その起源は、ローマ時代に遡ります。その時代を生きた、クリスピン兄弟という革靴職人がいました。彼らは、聖職者としてキリスト教の教えを説く傍ら、貧しい人々のために革靴を無償で配布するなど、他人想いな人柄を伺える逸話も遺しています。
彼らは、西暦 286 年に亡くなりますが、生前の行いが称えられ、キリスト教における革の守護者サンクリスピンとなりました。
彼らの命日である 10 月 25 日は、彼らの名前を取って、「サンクリスピンデー」と呼ばれています。
サンクリスピンデー公式サイトより引用 https://stcrispinsday.com/
また、Wikipediaによると、
先述のローマ人の革職人であった双子、クリスピン兄弟の命日が10月25日であり、そこからサンクリスピンデーは10月25日になったようです。
何をすればいいのか
サンクリスピンデーを、私達はどうやって愉しめばいいでしょうか。
公式サイトにも挙げられている3つの愉しみ方をご紹介します。
大切な人に革製品をプレゼント
家族や恋人、親友、いつもお世話になっている上司や同僚の方に、革製品をプレゼントするのはいかがでしょう。
小さいものを2つ買って、大切な人とお揃いで持つのも素敵ですよね。
革製品というと、革靴、バッグ、財布など、高価なものを思い浮かべてしまいますが、小銭入れや名刺入れ、ちょっとしたキーホルダーなど、小さな物でも経年変化を楽しむことができます。
革製品の手入れ
革靴やバッグ等の革製品は、お手入れをすることで色合いに深みが増し、使用できる期間も長くなります。
普段はなかなか忙しくて手を付けられない革製品のお手入れを、10月25日は時間をかけてやってみる…そんな過ごし方もアリだと思います。
革靴をプロに綺麗にしてもらった記事も書いているので、よかったら読んでみてください。
お手入れ用品のプレゼントも有り
革製品のお手入れグッズをプレゼントするのは如何でしょうか。
特に革靴のお手入れ用品は種類も多く、ハマると底なし沼色々と選ぶだけでも楽しいですよ。
クリームやワックスもいいですが、ちょっと上等なブラシは、誰が使っても良さが実感できるので個人的にオススメです。
革製品の修理
革靴やバッグ、財布など、革製品は修理することで甦ることができます。
10月25日は、修理しようと思いつつも放置してしまった靴やカバンを修理に出すのはどうでしょう。
大切な人の靴がなかなか使い込まれている様子だったら、靴紐を交換したり、踵やソールの修理に出してあげるのも良いと思います。
以前、私が上司への感謝の気持ちとして、『上司の靴を磨く』というプレゼントをして大変喜ばれた記事も是非読んでみてください↓
サンクリスピンデーの魅力
サンクリスピンデーが持つ魅力とは何でしょうか。
私が感じた、この記念日の素敵なところを書いてみます。
バレンタインデーとは違った価値
今の世間におけるバレンタインデーは、恋人やパートナーに贈り物を贈る日というイメージが一般的かと思います。
勿論、バレンタインデーに恩人や友人に贈り物を贈るのも素敵だし、そういった捉え方をしている方もいらっしゃると思います。
ですが、『大切な人への贈り物』という、恋愛要素を含まない友人、恩人、家族への気持ちを形にする日って、ありそうで無いのでは?と思うのです。
通信インフラが発達し、スマホやSNSで簡単に人と繋がれる今の時代こそ、大切な人との時間をかけて深まった繋がりが貴重な財産となる世の中だと思います。
そんな今の世の中にとって、サンクリスピンデーの掲げる『貴方と末永く良好な関係を』というメッセージ、そして革製品と共に人との関係を育んでいくという考え方は価値があると考えます。
サステナブルな社会への貢献
我々の生活を見渡してみると、ブラスチックやビニル製品といった石油製品、化学製品の恩恵を大いに受けています。
それらの製品も便利で手軽ですが、限りある資源を大切にすることも考えていかねばなりません。
革製品は、動物の皮革を加工して作られたものです。
故に、動物達の犠牲の上に成り立つ製品です。
私が言いたいのは、限りある石油資源を守るために、動物を犠牲にして良いということではありません。
革製品は手入れをすることで、石油製品や化学製品よりも長く使用することができます。
そして、使えば使うほどに持ち主の手に馴染んでいきます。
革製品を長く愛用することで、必要以上の資源消費を抑えることに貢献できるのではないか、と考えます。
ただひたすらに生産して消費していく社会から、持続可能な社会にシフトしていく現代。
革製品を大切にすることは、これからの持続可能な社会への貢献の一助となると私は考えます。
まとめ
要点をまとめると…
- サンクリスピンデーは10月25日
- サンクリスピンデーは、元々は革職人のクリスピン兄弟の命日
- サンクリスピンデーは、大切な人へ革製品を贈ってみよう
- サンクリスピンデーは、革製品のお手入れをしてみよう
- サンクリスピンデーは、革製品の修理をしてみよう
- サンクリスピンデーにはバレンタインデーとは違った価値がある
- サンクリスピンデーはサスティナブルな社会への貢献になる
以上がこの記事で伝えたいポイントです。
この記事をきっかけにして、一人でも多くの人にサンクリスピンデー、そして革製品に興味を持ってもらえることを願っております。
ちなみに、私は今年のサンクリスピンデーで、コロナ禍でずっと会えていない恩人に革製のシューホーンをプレゼントする予定です。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。