・ユニオンインペリアルが気になっている人
・ローファーの購入を考えている人
・革靴のプレメンテナンスについて興味がある人
・子育て中の革靴好きなお父様方
こんにちは、あさばらです。
夏と言えば、
花火大会と、
お祭りと、
ビアガーデンと、
ローファーですよね。
そんなわけで(?)ローファーを購入してきましたのでレビューいたします。
ユニオンインペリアル U2008にした理由
ローファーって色々と種類がありますよね。
販売しているメーカーも多いです。
そんな中、私がユニオンインペリアルのU2008を選んだ理由を説明します。
撥水なめし革+ゴムソール
ユニオンインペリアルの革靴には、撥水なめし革という独自の革で作られたラインナップがあります。
この撥水なめし革が使用されており、
しかもゴムソールであることが重要でした。
撥水なめし革は、永続的な撥水性が期待できる革ですが、普通のレザーと同じようにお手入れすればOKという、革靴愛好家に嬉しい雨対策素材なのです。
ここ最近、息子と出かける機会が増えまして。
息子と公園に行ったりすると、そこで濡れた芝生の上を走ったり、水道で手を洗ったりするんです。
そのため、雨や泥にも強くて、しかも良い革靴を探していたのです。
『スニーカーでいけよ』という意見は受け付けません!
グッドイヤーウェルト製法
ローファーとはいえ、せっかく革靴を買うのだから、長く履いていきたいと思いました。
そのため、グッドイヤーウェルト製法のものがいいと考えました。
靴の製法には色々あり、グッドイヤーウェルト製法が正解というわけではありません。
マッケイ製法やステッチダウン製法も良い製法の一つなのですが、今回の靴の目的にマッチしているのはグッドイヤーウェルト製法だと判断しました。
ローファーが欲しくなった理由
そもそも、なんで私がローファーが欲しいと思ったのか。
決してネットのカッコいいローファーの画像を見て物欲がフィーバーしたわけではないんですよ!
いやマジですよ!!(汗汗汗)
子育て中の紐靴に限界を感じる
子どもって、5秒くらい目を離すだけで消えちゃうんすよね。
いやマジなんです。
お出かけしようと玄関に一緒にいって、
ちょっと私が靴紐を結ぶために屈んでいると、
結び終わるころには消えちゃいます、ええ。
靴紐なんかいじくっていたら、加速し続ける我が子に置いていかれるという危機感を覚えた私は、
紐のない革靴=ローファーの購入決意に至ったのでした。
ローファーをカッコよく履きこなす人に憧れて
ローファーって、ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも使えますよね。
特に夏のカジュアルファッションに粋なローファーを加えると、虫取り小僧がバカンス中のジェントルに変身できる優れものです。
そんなジェントルに私もなりたい!!
そんな思いが芽生えていたのでした……。
ローファーはサイズ選びが難しい
ローファーという靴は、革靴の中でも最もサイズ選びが重要で、かつ最もサイズ選びが難しい靴です。
Googleさんで『ローファー サイズ選び』と検索すると、
「ローファーはきつめのサイズを選べ」VS「きつめのローファーを選ぶのはもう古い!」みたいな感じになっていて、あまり問題の解決に貢献してくれません。
かくいう私も、このローファーのサイズ選びには苦労しました。
普段の私の靴のサイズ
私の足のサイズですが、↓のような感じです。
- スニーカー全般 → 28cm
- REGAL革靴 → 26.5cm~27cm
- スコッチグレイン → 26~26.5cm
木型やウィズにもよると思いますが、おおむね27cmから試着スタートって感じです。
ですが、何故かあの時の私は、26cmの靴なら履ける!って思いこんでしまっていたんですね……。
26cmを履こうとするも断念
百貨店でユニオンインペリアルU2008を発見した私は、さっそく店員さんに試着したい旨を伝えました。
すると、店頭には26cmのサイズしかないとのこと。
スコッチグレインで26.5cmを履いていて、なんなら履き馴染んできて余裕を感じていた私は、「26cmで大丈夫だと思います!」と元気に答えました。
しかし、店員さんは『売り物ですので壊すわけにはいかないので(汗)』と、明らかにお前じゃこの靴は履けないよいうメッセージを伝えてきておりました。
そんな店員さんのメッセージを押し切り、念のため足入れしようとしてみましたが、つま先を入れた瞬間に靴を破壊する未来が見えたので中断しました。
26.5cmか27cmかで1時間くらい悩む
試着用に大きめサイズを2種類取り寄せてくれるとのこと。
しかも、買う買わないはその場で決めればいいなんて言われてしまい、逆に「ここで買わなきゃな……」と思わせてくれるサービス精神。
1週間くらいで取り寄せして頂けたので、再度履きに行きました。
用意してもらったのは26.5cmと27cm。
店員さんの親切に応えるべく、コチラも靴下を4種類ほど持参しました。
さぁ、色んなパターンで履いてみよう!
……
うーん、どちらも履けるけど、薄手のソックスだとやや27cmは緩い?
いや、26.5cmはちょっとキツすぎる……これ以上伸びて履きやすくなるだろうか?
でも27cmはカカトにやや余裕がある……歩いていて脱げてしまうのでは?
しかし26.5cmは脱ぎ履きにの際に力を要するから今回の目的と少し違う?
まてよ27cmは厚手の靴下のときは丁度良いぞ…
いや待て26.5cmも捨て寸が無いわけでは……
27cmの緩さで階段の上り下りはできる?
26.5cmのキツさで公園を走れるか?
キツすぎより大きすぎのほうが良い?
購入後の調整はどこまでできる?
なんなら両方買っちゃうとか?
すごい時間たってない?
…………?
……!?
店員さんの助言もあり27cmで決めた
26.5cmか、27cmか……終わりなき堂々巡りに店員さんの一言が終止符を打ちます。
『26.5cmをお履きの際、足底のお肉が真っ平に靴底に面していないということはありませんか?』
!?
言われてみれば、26.5cmを履いているとき、左足は両サイドからの締め付けにより、やや足裏にシワができているというか……確かに面でとらえていない!!
そういう状態が続くと、魚の目の原因になったりするのだとか。
店員さん『せっかく買っても、魚の目とかできちゃうとその靴のことが嫌いになっちゃうかもしれません。そうなってほしくないんです。』
店員さんの助言で、決断をすることができました。
私、決めました!
27cmのほう、ください!!!
いつのまにか『買うor買わない』から『26.5cm or 27cm』になっていることに気付かないまま会計を終えました。
買ってみた結果
ついに我が家にユニオンインペリアルがキター!!!
購入後、履きたい気持ちを堪えてクツビガク様へプレメンテナンスを依頼。
クツビガク様については、↓の記事でも紹介しています。
プレメンテナンスでは、出荷前に塗られている古いクリームを落としたり、在庫として眠っているうちに乾燥してしまった革に保湿を施します。
このプレメンテナンスをするだけで、履きおろし直後の履きやすさが全然違います。
特にグッドイヤーウェルト製法のような、履き始めが固い革靴には必須といえる処置です。
プレメンテナンスをした後は、革全体がモチモチになりました。
クツビガク様、ありがとうございました!
27cmにしておいて良かった
迷った結果、27cmにしておいて良かったです。
なぜかというと、プレメンテナンス後に早速履いてみたら、踵が擦れて出血してしまったからです(泣)
これが26.5cmを選んでいたら、さらに悲惨なことになっていたかもしれません。
百貨店の店員さん、ありがとう。
脱ぎ履きに手間いらず
やはり紐を結んで、紐を解いて……
この一連の所作って、私はとても好きなのですが、手間であることは間違いないんですよね。
家族とのお出かけや、子供との時間って、自分自身のイズムを楽しむことよりも、家族や子供とのひと時を楽しむことが優先されます。
そういう観点で、ローファーを買って正解でした。
ホント、脱ぎ履きがラクラク。
お座敷へのご案内ウェルカム!
服装に締まりが出る(気がする)
Tシャツ + 短パン + スニーカー でも良いのですが、
Tシャツ + 短パン + 革靴 にするだけで、ちょっと服装に気を遣っている感が出る気がします。
靴への投資って、費用対効果が大きいなと感じました。
まとめ
子どものためだ家族との時間だ何だと書いてきましたが、
結果的にパパが一番満足しています!(笑)
踵の靴擦れは、デリケートクリームを履く度に塗り込んで伸ばしていこうと考えています。
おそらく、もう4,5回履きこめば、良い感じに馴染んでくるような気がします。
とにかく脱ぎ履きがスピーディで楽ちん。
子供を待たせることも少なくなり、大変満足です。
私と同じような、子育て中だけど革靴も好きなお父様方に大変お勧めの一足です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!